「詩の学校」〜詩人アーサー・ビナードさんと一緒に言葉を紡ぐワークショップ〜
詩人アーサー・ビナードさんを再びお招きして詩を創作するワークショップを開催します!
アーサーさんはアメリカミシガン生まれ。高校生の頃から詩を書き、1990年来日。以来、日本語での詩作や翻訳も手がけ、ラジオのパーソナリティや絵本の翻訳、著作などたくさんの活動をされています。
その中心あるのはいつも「言葉」。
もしも森の木が歩いて家の中に入ってきたら・・・?
もしも古民家がさかだちしたら・・・?
「もしも、詩があったら」と言うアーサーさんの本(光文社新書)の中にこんな言葉があります。
「もしも」が果たす役割は大きい。
「もしも」をバネにしてイメジネーションは動き出す。
詩作りにおいても『もしも』は絶対に欠かせない。
今回のワークショップでは「もしも」から始まる創造の世界を広げて行きたいと思います。
「ねむらないですむのなら」
ぼくらがもし
ねむらないですむのなら
仕事も勉強もどんどん
はかどって各分野で
技術がめざましく進歩し
能率があがって産業は
躍進をとげるだろう。
もしもぼくらがほんとうに
睡眠を必要としない
からだになっていたなら
いつもフルに働いて
森林がみな伐りたおされ
海も放射能の
スープと化して
産業廃棄物に
うずもれてとっくに
ぼくらは永遠の
ねむりについたろう。
(アーサー・ビナード詩集「ゴミの日」より)
環境問題や平和活動などにも実際に関わり、社会とじっくり向き合い、ただの聞きかじりではなく、現場に出向いて、歩いて、人と話す。
その上で感じたことをアーサーさんは発信しています。
だからその言葉には嘘偽りがないのです。
同時に、風刺やユーモア、独自の遊び心を交えた言葉もいっぱい紡いでいます。
本当に表現って多種多様。
いかようにも変化して面白いですね。
その面白さの秘密を探っていきたいと思います。
例えば。
アーサーさんが詩を読み、感じたことをシェアしたり、
ゆっくり庭を歩いて、そこで見つけたものを言葉にしてみたり、
「もしも」の後に起こる奇想天外な物語を創造してみたり・・・
いろんな発見を言葉にして遊びましょう!
そしてあなたの紡いだ言葉を声に出して読んでみる・・・。
どんな流れになるかわかりませんが、一人一人のポエトリー・リーディングの時間を最後に用意したいと思っています。
頭の柔軟体操をして・・・
心の準備運動をして・・・
生まれてくる詩をまるっと楽しむ1日。ご一緒に言葉の世界へ旅しましょう!
◇日時:12月18日(水)10:00〜15:00
◇案内人:詩人アーサー・ビナード
◇参加費:7000円
(オーガニックのお弁当と詩作中に自由に飲めるお飲み物あれこれ付)
◇申し込み:お名前とご連絡先を明記の上、furaorganic@gmail.com