「食べることは生きること〜アリスウォータースの美味しい革命」上映会
1971年、カリフォルニア州バークレーにアメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニース」がオープン。
以来、作り手のわかる旬を生かした料理と気取らないあたたかさでお客様をもてなし、予約の取れない人気店になりました。
私も一度は行ってみたいと思うレストラン「シェ・パニース」のオーナーの名前はアリス・ウォータース。
開店以来、半世紀。アリスは世界中の料理人と教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになりました。
コンセプトは、「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」、そして農家さんFirst。
生産者を尊重し、その生活を保障し、現場にも頻繁に足を運び、深い信頼関係を築きながら、旬のオーガニックの食材の取り引きをしています。
またアリスが力を入れている「エディブル・スクールヤード」は学校の中に菜園を作り、子どもたちが野菜を育て収穫し、料理して食べるという活動です。
これはいのちを育む教育としても認められ「エディブル教育」として今、日本でも広がっています。
昨年、著作『スローフード宣言 ― 食べることは生きること―』(海士の風)の出版 1 周年を記念してアリスが来日。
著作の最初にも「この本でお伝えするのは、食べることが人の暮らしと世界にどのような影響をもたらしてきたか、そして、その道筋を変えるために私たちにできることは何かということです。参考文献を並べた学術的なものではありません。すべて、実体験からお話します。食べることは、生きること。これが私の人生を導く哲学なのです」と書かれているように、アリスは日本各地を訪れ、学校給食を味わい、生産者や料理人と交流しながら、たくさんのメッセージを伝えてくれました。
その中でスローフードの世界観を大切にし、ファストフードと何が違うのか投げかけています。
それは究極的には何を大切にしどんな世界をつくりたいのか・・・という問いでもあります。
交流を通して、アリスは日本の四季や風土、そして食文化、日本人の食べ物に対する感覚がとても美しいと何度も話しています。
カメラはそんなアリスの旅と、さらにアリスの活動拠点であるカリフォルニアにも足を伸ばし、アリスの「おいしい革命」を探求していきます。
映画を観た人たちからは続々と感動の言葉が届いているそうです。
「代々続いているから農業をしているけれど、映画を観て、ただ農業するだけでなく、社会に働きかけることも大切なんだと思った」
「アリスさんの世の中を変えることは必ずできるという強い信念にまず大きな衝撃を受けました」
「家族のお祝いや記念日に地元食材を使ったお料理をたくさん出したい。家族の思い出を通じて子どもたちに食の大切さを伝えようと思いました」
そんな思いを皆さんと共有できたらと思って上映会を企画しました。
ぜひご参加ください。
”食べ方を変えれば、人の価値観、そして社会が変わります。
さあ、みんなで動きましょう。
気候変動を止め、地球と私たち自身の健康を回復するために”
アリス・ウォータース
監督・撮影・編集:田中順也
プロデューサー:長谷川ミラ、田中順也、阿部裕志、小野寺愛
出演:アリス・ウォータース 他
制作:jam
製作:海士の風
字幕:小野寺愛
配給:ユナイテッドピープル
66分/日本/2024年/ドキュメンタリー
https://www.cinemo.info/128m
©2024 アリス映像プロジェクト/Ama No Kaze
◇日時:12月8日(日) 1回目 13:00〜14:15
2回目 15:00〜16:15
*追加上映決定! 19:00〜20:15
◇参加費:1500円
◇申し込み:風楽へメールでどうぞ。 furaorganic@gmail.com
*オーガニックのお弁当ご用意しています。
ご希望の方は申込時にご予約ください。