山伏が語る和ハーブと日本の暮らし

Aug 6, 2017

山伏(やまぶし)とは、山中で修行をする修験道の行者です。
(「修験者」とも言う)
修験道は、山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とする修行法です。
日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられ日本独特の宗教となっています。

日本では古来から山は神様の住むところ、または神様そのものと考えられてきました。
この古代神道とも言うべき山岳信仰に仏教の行脚や道教の入山修行などが影響し、奈良時代になると山にこもって修行する人たちが増えました。
山伏はその呼称のごとく「山に伏す者」という意味で、かつては山に伏して修行を続けてきたそうです。

薬の起源は植物にあります。
1300年前から修験道たちは植物の持つ薬としての効用を経験から学んできたのでしょう。
人里離れ山に篭って修行していた山伏たちは誰より先にその力を発見したのだと思います。
そういう意味でかつての山伏は自ずと植物に薬としての価値を見出し、伝統療法を体得しながら庶民を助けてきた『古来の医者」と言えるのではないでしょうか。

山伏の元祖は奈良時代にいた修験道の開祖・役小角。
今回の講師を務める栗原観太郎さんは奈良の大峯山(金峯山寺)で得度されました。
山伏として時に山に出向きながら、日本の伝統的な植物についても学び「和ハーブ協会」において和ハーブインストラクターとしても活動されています。
栗原さんに山伏の立場から日本人と切っても切れない植物との関わりについてお話いただきますのでぜひご参加ください。

講演の後は紫蘇、山椒、みつば、柚子、ミョウガなど和のハーブをたっぷり使ったオーガニックの野菜料理をご用意します。
山伏を囲んでみなさんで楽しいランチタイムを過ごしましょう。

■日時:10月12日(木) 10:30〜14:00
■参加費:4000円・和のハーブたっぷり野菜ランチ付き
■講師:栗原観太郎
■申し込み:furaorganic@gmail.com メールまたはお電話でどうぞ。
*当日キャセルにつきましては半額いただきますのでご了承ください。

<栗原観太郎プロフィール>
山伏 (法名 : 観道)
1983年広島県尾道市生まれ。
東京都立航空工業高等専門学校 ,航空工学科を卒業後、イギリス、イスラエルに留学。
旅行会社等での勤務を経て、2014年4月金峯山修験本宗 総本山金峯山寺にて得度。田中利典氏に師事。

日本ホリスティック医学協会認定 ホリスティックヘルス塾インストラクター・和ハーブインストラクター・苫米地式コーチンゲウ認定コーチ

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