ごあいさつ

～Soul kitchen& Rental space café～風楽へようこそ！

風が楽しいと書いて「ふら」と読みます。いつも楽しい風が吹いている場所でありたいと思って名づけた「古民家空間風楽」はオーガニックレストラン＆イベントスペースです。

1999年、風楽は酒々井の駅前で産声を上げました。
最初はフェアトレードと自然食材を扱う小さな店でした。
その後、宗吾霊堂前の店に移転し、オーガニックレストラン部門をスタート。
地元成田の無農薬野菜と玄米、本醸造の調味料を使ったマクロビオティックをベースにした手作りのお料理が食べられるレストランです。

より自然に近い場所で店をやって半農半Xの暮らしをしようと2010年、成田市郊外の大室にある築400年の古民家へ移転。
8年間空き家だった古民家はボロボロだったので、延べ100人の方に手伝っていただいて修復作業をしました。その感動の時間が私の人生の転機となりました。

人生はおかげさま、おたがいさまの世界。皆さんに喜んでいただく場をご用意することが私の天命なのだと自然に思えるようになりました。
それから10年。充実した古民家生活を送っていましたが、2019年の台風で半壊判定を受け、大切な場と別れることになり、この先、どうしたらいいのだろうと悩んだ時期もありました。

でもやはり私は志事が大好きで、まさに私にとって志事は人生そのもの。一生涯、この志事を続けたい、皆さんに喜んでいただく場をもう一度創りたいと思い、2020年、利根川からほど近い佐野という農村地帯の集落に終の活動拠点となる古民家を求めて、移転することにしました。

改修資金を捻出するため、初めてのクラウドファンドプロジェクト「おばあちゃんちは笑顔あふれるシェアキッチン「食は命」を伝える場所を成田に作ります！」にチャレンジし、たくさんの方からご支援をいただき、みたび店をスタートさせることができました。

還暦直前の大きな変化。なぜこの時期に？とも思いましたが、もしかしたら台風に見舞われることによって、還暦を機に早く次のステージへ移行しなさいという天の采配だったのかもしれません。

そして移転後、2022年年末に今までの風楽の歴史と私の成長の軌跡を一冊の本にまとめ、初めての著作「本気で好きなことだけやってたら　人気古民家カフェができちゃった」を幻冬舎より刊行。

今後、カフェやコミュニティをやりたい人、イベントを企画したい人たちの後押しになればと思っていますし、これからもテーマを決めて本を出版していきたいと思っています。

また私自身、決して平坦な道を歩いてきた人間ではなく、独自の発想力や創造性を活かして何もないところから志事を創り上げてきました。そんな私が志事を通して学んできたことや、食、健康、心、体などに関する情報は何かのヒントになるかもしれません。文章講座、カフェ起業講座、イベントの立て方講座など、ご要望があれば、お話しに行きますので、どうぞお気軽にお声をかけてくださいね。私の拙い経験が何かのお役に立てたら幸いです。

そんなことを思っているうちに、いつのまにか私も還暦を過ぎ、風楽と共に歩いてきた時間も気がつけば、じき四半世紀。

風の時代に突入し、地球のアセンションに向かって、人々の意識も大きく変化しています。環境だけでなく人々の暮らし方も多様になりました。

これからは「飲食業」という形態も今までの営業スタイルにこだわることなく、多目的に人が集うクリエイティブで自由な場でありたいと願っています。

通常営業日を減らし、今後はイベントや多目的スペースとしての活用に今まで以上に力を注いでいきたいと思っています。もちろんそのベースには美味しくて体が喜ぶ風楽のご飯があることには変わりありませんが・・・。

自然の恵みにいつも感謝と感動を。

生きている命に感謝と感動を。
それぞれの場所で皆さんと一緒の時間を過ごせることを楽しみにしています。