土壁塗りワークショップwith塗り壁隊

Jul 13, 2020

風楽の裏にある納屋。
かなり古くて傾いている部分もありますが、二階建てで立派な梁があり、小舞(竹で編んだ土壁の土台となる壁)の上から土壁が塗られており、修復すればまだまだ使える雰囲気のある木造の建物です。
今回、呼ばれた場所に出向きながら、土壁塗りの指導をされている建築家の片山暁とれい子さんご夫妻にご指導いただきながら、2日間かけて土壁を塗り、納屋を補修します。

土壁の材料は山土と砂、生石灰と刻んだ藁。
自然素材だけで味わいのある土壁の表情を作っていくことができます。
折しもこの春、その納屋の軒先に風楽の裏山から採掘した粘土や藁、籾殻などの自然素材で作ったアースオーブンを設置し、乾燥させているところです。
秋になったら、納屋でアースオーブンカフェをやりたいなと思っています。
そのためにも古い納屋を居心地のいい土壁の空間として存続させていきたいと思っています。

片山さんは建築事務所「アトリエへん」を主宰しながら、全国に散らばる「塗り壁隊」を率いて、もう20年以上、いろいろな場所で土壁を塗って来た経験の持ち主。

風楽のご飯もオーガニックの自然あふれる土壌から栽培された野菜たち。
風楽の敷地にある建造物たちもまた、土をふんだんに使った素朴で自然で温か味あるものがいいなと思っています。
土の魅力を再発見しながら、古くて新しい土壁、日々呼吸しながら変化していく土壁をみなさんと一緒に創造していくことができたら、こんなに嬉しいことはありません。
素人大歓迎!
緑たっぷりの古民家で土と戯れる1日をお過ごしください。

■日時:7月23(木)24日(金)祝日 9:30〜16:30
■参加費:1日4500円(ランチ付)・両日参加 8000円
   *離れで寝袋宿泊の場合+3000円(夕食・朝軽食付)
   *テント宿泊も可能です
   *母屋宿泊(布団)の場合+5000円(夕食・朝軽食付)
■持ち物:汚れてもいい服装(着替えはできます)
     帽子
     軍手(ゴム手袋)
     長靴
     水分
     虫除け
*コテなど必要な道具は用意しますが、ご自身の使い慣れたものがあればお持ちください。
*東京駅より高速バスに乗車いただき神崎発酵の里で下車いただければ送迎します。
■場所:古民家空間風楽 成田市佐野255
    0476−37−1960 fura-organic.com
■申し込み:メールかお電話でご連絡先と参加日程、送迎・宿泊希望の有無を明記の上お申込みください。
furaorganic@gmail.com

■指導:片山暁
1949 山口県生まれ・広島大学建築科卒業
建築家 東 孝光氏に師事
1987 一級建築士事務所アトリエへん設立
アトリエヘんは設計活動をつうじてゆたかな空間をつくっていきます。また、2000年より「塗り壁隊」活動をスタート。全国に散らばる塗り壁隊員を招集、コーディネートしながら壁塗りのニーズのあるエリアに出向き、土壁塗りをしながら交流を続けています。

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