松元ヒロ「テレビで会えない芸人」上映会
日本国憲法を人間に見立てた「憲法くん」などの語りでお馴染みの芸人、松元ヒロさん。
かつて社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」で数々のテレビ番組に出演されていました。
ところが政治や社会問題をネタに笑いで一言モノ申すヒロさんの芸は、テレビで放送されなくなりました。
その後、ヒロさんはたった一人の語りで芸を演じる舞台に活動拠点を移行。
最初はなんとかしてテレビに出たい一心だったそうですが、舞台で繰り広げられる痛快な風刺と社会の真実を突いた語りで、いつのまにかライブ会場は連日満席、チケットは入手困難に。
ヒロさんの語りは大きな笑いと涙にあふれ、人間に対する優しさに溢れています。
そして、常に権力に対峙し、弱者に寄り添うヒロさんの芸は、テレビで放送されなくても、多くの人々に支持されるようになりました。
井上ひさしは「憲法くん」を大絶賛し、
永六輔は「ヒロくん、９条を頼む」と託し
立川談志は「最近のテレビはサラリーマン芸人ばかり。本当に言いたいことを言わない。松元ヒロは本当の芸人」と言ったそうです。
でもその姿をテレビは映すことがない・・・そんな状況に危機感を募らせた児島のローカルテレビ局は、2019年の春からヒロさんの舞台裏に張り付きドキュメンタリーを制作しました。
セリフを覚えるのに何日も稽古を重ね、自分の言葉として本当に落とし込むまでの苦悩や、常に社会事象を追求する姿、ご自宅での奥さんとの会話など、素顔のヒロさんに迫ります。
東京新聞の望月衣塑子記者は「芸人もメディアも、権力の飼い犬でなく、弱者の番犬となれ。ヒロさんの生き様と覚悟を、メディアに携わる私たちこそが学ばねばならない」と語っています。
自由にモノが言えなくても、他の芸人は仕事を失いたくないから、その風潮に合わせた芸をやっている・・・。
「表現の自由」って何なのでしょう？
権力に阿る無難な表現ではなく「本当のこと」をきちんと伝えられる表現者が今こそ必要なのではないかと思います。
統一地方選の真最中ですが、私たちが信頼できる代表を議会に送れるよう、言いたいことがきちんと言える社会を作っていけるよう、松元ヒロという一人の芸人の生き方を通して、メディアを考えるきっかけになったらと思い、上映会を企画しました。
ぜひご覧くださいね。
https://tv-aenai-geinin.jp/index.php
四元良隆監督・牧祐樹監督2021年作品・81分
予告編 https://tv-aenai-geinin.jp/trailer.php
◇日時：４月２３日（日） ３回上映
１０：００
１４：００
１８：００
※開場はそれぞれ３０分前
※オーガニックのお弁当(１０００円）販売します。
◇参加費：１５００円（こども５００円）
◇申し込み：ご希望の上映時間を書いてメールでどうぞ。
furaorganic@gmail.com
